■ 白蟻 | 2007.1.16 |
しろあり は暖かい地域に多く、木材建築ばかりでなく、若い樹木の根や老木の 心材をも加害する害虫 しろありの発育は、卵から幼虫・ニンフを経て有翅虫(羽あり)となり不完全変態 (卵>幼虫>成虫)が基本で、その発育途中から職蟻と兵蟻が分化し、生殖階級 職蟻階級、兵蟻階級の階級制度により社会生活を営んでいます。 (アリは、完全変態で、卵>幼虫>蛹>成虫 と成長します。) しろありは、形や大きさ、生活様式などアリに似ていますが、実際はゴキブリに 近縁の原始的な昆虫で(和名のシロアリも白い蟻に由来) しろありの寿命は、職蟻と兵儀だと約2年で、女王蟻で、10〜15年以上のようです。 女王蟻は、毎日数百の卵を産み、巣の構成員数では、ヤマトシロアリでは最高1〜3万 頭、イエシロアリでは、最高100万頭になります。 日本には、18種が、定着し代表的なのが、5種います。ヤマトシロアリ・イエシロアリ・ ダイコクシロアリ・アメリカカンザンシロアリ・タイワンシロアリなど、この中でも一番多いの が、イエシロアリ・ヤマトシロアリの2種です。 シロアリの階級 女王・王 交尾、産卵によって子孫を増やし、その集団の繁栄を図るのが任務です。 イエシロアリでは体長40mm ヤマトシロアリでは体長15mmです。 副女王・副王 女王や王が死んだり、傷ついた場合に女王、王の代わりをする階級。 職蟻(働き蟻) 最も個体数の多い階級で全体の90〜95%を占め、巣や蟻道を作ったり 修理、清掃するほか、餌の採取、他階級の世話などシロアリ社会の あらゆる労務をうけもっています。 兵蟻(兵隊蟻) 外敵からの防衛に当たる階級で、発達した巣では2〜3%程度をしめる |